あなたなんて、大嫌い
覚悟を決めて教室に入ると、笑い声がピタッとやんだ
「あら、家に帰れたのね。それは良かったわ。私たちも心配してたのよ~」
自分で閉じ込めておいて、頭がおかしいのかこの人たちは・・・
「心配ありがとう。昨日は無駄な体力を使っちゃったから、お家でぐっすり眠れたわー」
クラスの皆は私たちのやり取りを、ただ見ている
リーダー格の女子が近づいてきて、胸ぐらをつかみ自分の方に引き寄せ耳元で言った
「あんま、調子乗ってんじゃねぇぞ。次はあれぐらいじゃすまねぇからな」
「これぐらいにしとけよ」