あなたなんて、大嫌い


お昼休み、約束通り先輩が教室に迎えにきてくれた


「千里ちゃーん!!ご飯食べに行こー!!」


教室の入り口から大声でそう叫ぶ先輩の元に慌てて駆け寄る


「先輩っ!声が大きいですよ!」


「え~だって小さい声で言ったら聞こえないでしょ?」


「だからってそんな大きな声で呼ばなくても…」


「分かった!千里ちゃん恥ずかしいんでしょ?」


そりゃ…ただでさえ先輩は目立つのに、こんなことされたら…


「今度からどこかで待ち合わせてから行きませんか?」


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