あなたなんて、大嫌い


すごすごと下がっていくギャル


ふと振り返ると千里ちゃんが徐々に遠ざかっていた


あの子、逃げるつもりでしょ


「なに逃げようとしてんの?話まだ終わってないよ」


腕を掴むと、びくっとして振り返る千里ちゃん


「いや、お手洗いに…」


「分かった。じゃ、今度の日曜日あけといて」


お手洗いなら早く済ませてあげないと!


「10時に駅に集合。じゃ!」


半ば強制的に約束を取り付けその場を去った



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