あなたなんて、大嫌い


約束の日、あろうことか俺は寝坊してしまった


お気に入りの服に袖を通し、全速力で待ち合わせ場所へと向かった


「おまたせ!」


何事も無かったかのように千里ちゃんに声をかけた


仮にも学校一のもて男がデートに遅れるなんて、あってはならないことだ


「こんにちは」


千里ちゃんも何も気づくことなく、挨拶をしてきた


「うん!じゃ、行こっか!」


さて、どんなデートになるかな…



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