虹色の恋☆★
昨日は無理をさせてしまったから今日は俺が飯を作ろう。
今となっては自炊はほとんどしないが、俺だって作れるものがある。
親父と2人で住んでいた時は交代で飯を作っていたから。
久々に立ったキッチン。
美帆が揃えてくれて充実した冷蔵庫から野菜や豚肉を出して切る。
いつも仕事が終わってから夕食を作ってくれる美帆。
疲れていても、俺のために一生懸命やってくれていることに感謝しなければならないな。
そうこう考えているうちに美帆が起きてきた。
目を擦りながら
「おはよございます。悠斗さん………ごはん作ってるんですか!?」
「おはよ。あぁ。たまにはな。」
「ありがとうございます!!なんか…ずっと寝ちゃっててごめんなさい。」
「大丈夫。昨日は俺が無理させちゃったから。」
と言うと昨日の情事を思い出したのか、顔が赤くなる美帆。
かわいいやつ。
「もう出来たから座ってて。」
「はい!!」