虹色の恋☆★


ガチャ


「ただいま。」


思わず悠斗さんの胸に飛び込む。


「お帰りなさいっ!!」


悠斗さんも私の背中に手を回してギュッと力を込めてくれる。


「俺も…美帆ちゃんに会いたかったよ。」


その言葉が嬉しくて嬉しくて、涙が溢れてくる。


「悠………斗……さん…会いた……かったよ……。」


顔を上げると、大きな手で頭を撫でてくれて、逆のゴツゴツして長い指で涙を拭ってくれた。


「美帆ちゃん……。可愛い。」


顎を持ち上げられたと思ったら、悠斗さんの顔が近づいてきた。

最初は触れるだけのキス。


徐々に激しくなっていく。

悠斗さんが私の中に入ってくる。

私も頑張って返す。


クチュクチュクチュ………


玄関にはいやらしい音が響く。


2人だけの幸せの時間。


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