虹色の恋☆★
「あっ。12時だ!!美帆誕生日おめでとう!!」
「これ…プレゼント。」
「えっ!?」
恵也から初めてもらうプレゼント。
誕生日でもクリスマスでも、いつもプレゼントはなかった。私からしかあげたことがない。
またしても私の涙腺は崩壊した。
「あ゛…りがどう!!…開げでいい゛??」
「泣きすぎだから笑」
包みをあけると、少し大きめのハートのチャームが付いたネックレス。
「お前好きそうだと思って。」
恵也は普段買い物に行くことがほとんどない。
あんまりファッションへの、こだわりがないみたい。
だから、そんな恵也が私のためにジュエリーショップに行ってくれたと想像するだけで泣けてくる。