オレ様になりたくて…。
っで、お前飲み過ぎじゃねーの?
こいつ
飲めなーいとか言いながら、生中3杯目じゃね?
しかも、全然酔ってねーし
結局、その夜オレは瀬尾に引きずられるようにして、会社近くの少し洒落た感じの居酒屋に来ていた
「布施さ~ん、私、急に酔ってきた~」
っつーか、顔、全然素面じゃん
ぜってー酔ってねぇって
オレがどれだけの女相手してきたと思ってんだよ
演技だって解るっつーの
そりゃ、昔のオレだったら、女の子の嘘臭い演技に有り難く乗っからせてもらったけど
今のオレは…
その先の思いはまた心の奥へとしまいこんだ
「布施さ~ん」
と言ってカウンターで並んで座るオレの肩にもたれてきやがる
キッツい香水つけてんのな
その点、難波薫子は何もつけて無さそうなのに、いつだってほのかに甘い香りがした
ほんの少し、香るあの甘い匂いを嗅いだだけで
オレは心が締め付けられそうになって
ただだだ、抱き締めたくなる
いやだから、おいおいって
オレ、今度こそ手ひくって決めたじゃん
もう犬コロ止めるって決めたじゃん
しっかし…
離れろ!このモンスターめ
すると
「布施」
と声がして、振り返ると営業一課の柊さんたちがいた
そこには当然、難波薫子もいた
こいつ
飲めなーいとか言いながら、生中3杯目じゃね?
しかも、全然酔ってねーし
結局、その夜オレは瀬尾に引きずられるようにして、会社近くの少し洒落た感じの居酒屋に来ていた
「布施さ~ん、私、急に酔ってきた~」
っつーか、顔、全然素面じゃん
ぜってー酔ってねぇって
オレがどれだけの女相手してきたと思ってんだよ
演技だって解るっつーの
そりゃ、昔のオレだったら、女の子の嘘臭い演技に有り難く乗っからせてもらったけど
今のオレは…
その先の思いはまた心の奥へとしまいこんだ
「布施さ~ん」
と言ってカウンターで並んで座るオレの肩にもたれてきやがる
キッツい香水つけてんのな
その点、難波薫子は何もつけて無さそうなのに、いつだってほのかに甘い香りがした
ほんの少し、香るあの甘い匂いを嗅いだだけで
オレは心が締め付けられそうになって
ただだだ、抱き締めたくなる
いやだから、おいおいって
オレ、今度こそ手ひくって決めたじゃん
もう犬コロ止めるって決めたじゃん
しっかし…
離れろ!このモンスターめ
すると
「布施」
と声がして、振り返ると営業一課の柊さんたちがいた
そこには当然、難波薫子もいた