この空に咲く
バタンと凪の部屋の扉を閉めると大きく溜め息を吐く千秋。
「ごめんね、でも凪は根は良い奴だから。勿論、他の皆もね」
苦笑がちに言う千秋。
「あ、はい。えと、そう思います。」
千秋の顔を直視することができず、飛鳥は俯きながら応えた。
「皆、個性があって良いと思うし、綺麗な人たちばっかだし、初対面の私にあんなに笑顔で話し掛けてくれて、何かまだ来たばっかなのにここに来て良かったって思ってしまいました///」
「……そっか、ありがと」
顔を上げると心なしか今まで以上に優しい千秋の笑顔があった。
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