ブレ激動編
ブレ激動編 3
昨日も今日も
忙しくてクタクタだよ~
(↑明日からまた、合同創業祭チラシが入ってるし…)
この会社って
異常だぜ…
(↑だよな…)
(↑どうするつもりだ?)
いつか
分かるよ…
(↑意味深発言だ…)
な~んてな!
(↑長介か?)
……ブレ激動篇(破壊と再生3)
足の手術が近づくにつれて不安が、脳裏を横切った…
そこには
大きく果てしない壁が
そびえ立っていたのだから…
俺の考えは
単純だった…
手術さえすれば
なんとかなると思った…
手術の日に
執刀医の説明があり
歩けるかどうかの
保障は出来ないと宣告された…
切断されるよりは
マシだと、笑って見せた…
(↑精一杯の強がりだったんだよな…)
麻酔医の説明も
ギャグを飛ばしながら
受け答えしてたっけ…
(↑相変わらずやな…)
分かってる…
分かってるんだよ
あんだけ足のレントゲンを
見せられてたし…
でも…
可能性は0じゃないんだ…
やれる事はやる!!
やれない事でもやる!!
それが
ブレなんだから…
手術台に寝かされ
腰に麻酔を打たれ
口には催眠ガスが送られた
名前を呼ばれ
目で合図した…
腰に
激痛が走る…
な、何?
ちょっ…待てよ…
(↑久しぶりの台詞だな?)
すでに
腰の皮膚を
切開され
ノミみたいなもので
腰の骨を
ガシガシと削ってる…(泣)
体感時間だけど
麻酔が効いてしまうまで
3、4分程度だった…
これも
歯を食いしばって耐えた
ちなみに…
(↑泣いてないんだろ?)
テヘッ!!
(↑よく耐えたな…)
意識が戻り
病室に運ばれた
ひ骨に髄内釘(約30cm)
(↑説明しよう~)
(↑ひ骨とは、足を手羽先の骨に例えると太い骨じゃなく細い骨の事だよ…)
(↑髄内釘とは、骨髄に直接打ち込む長くて細い釘の事だょ…)
太い部分は
腰の骨を削り
移植して
二枚のプレートと
5本のボルトで繋げた…
(↑まるで大工やな…)
その日の夜も
痛みと、うずきで
我慢できない程の
激痛が襲った…
どうしても
耐えきれない思いが
不安と恐怖を作り出した…
足がパンパンに腫れて
包帯に血がにじみ
布団が真っ赤に染まった
ナースコールすると
ナースが来て
慌てて執刀医を呼んだ
縫合したとこが
足の腫れで
はずれていたんだょ~
バックリと…
後で
怒られちゃった…
(↑オチャメか?)
こんな人初めてって♪
人より麻酔が効かないし
痛み止めも飲んでなかったので…
その日も
1日中痛みと遊んだ…
(↑痛みと遊ぶって…)
(↑どんな表現だ?)
腹は
いっちょまえに減るので
飯だけは食ってたかな…
しかも
大盛りで♪
だけど
足は無情にも
象の足みたいに腫れてしまい中々戻らなかった…
人間って
欲が出るんだよね…
足を付けといてくれって
お願いしたのに
実際の足がこんな風に
なってると
見かけを気にしてしまう…
切断されるよりかは
ずっと、ずっと
マシなのにね…
病室で
天井を
何時間も
見つめてた…
俺って
もう終わりなんかってね…
セルの完全体の
身体とは
かけ離れた今
女性のような左腕
象みたいな右足を
受け入れる事なんて…
歩けるかどうかも
分からないのに…
タオルで
顔を隠し
昔の少年boy時代や
中学、高校、社会人
グルグルと
思い出してたら
また
涙が出た…
(↑泣いたんか?)
泣いてないょ~
涙が出ただけだ!!
(↑それを一般的に泣くというんだ…)
リハビリも
休みがちになり
リハビリの時間になると
喫煙所に行き
時間を潰すように
なった…
髪はボサボサで
タオルを巻き
ヒゲは伸び放題の
目付きが悪い男は
いつしか、
タバコ仲間の主になっていた…
(↑ザビエルみたいだったな…)
正直
自暴自棄になってたんだょ…
入院仲間が次々と
出ては入って来て
それを見送る自分がいた…
婦長さんとは
よく喧嘩した
当り散らしたり
暴言を吐いたりね…
過去
過去
過去の呪縛に
縛られた自分は
なんで生きてるんだと…
こんな思いをするぐらいなら、あの時タヒんでればよかったって…(泣)
真夜中に
病室を抜け出して
喫煙所で時間を潰し
朝方帰っては
昼まで爆睡
俺って
弱い男なんだょ
現実から逃げてたんだから
そして
無口になり
人への心を閉ざしてしまったんだ…
立って歩く人達を
睨み付けていた自分
羨ましく思い
妬ましくもあった…
そんな日が
何日か続き
転機が訪れた…
足の腫れが
なくなってきて
ギブスに隙間が
出来たんだょ…
意に反して
身体は再生しようと
してるんだ…
俺
こんななのに…(泣)
長年付き合ってきた
身体は少しづつ
ほんの少しづつ
再生へのスタートを切っていた…
馬鹿で
どうしようもなく
自暴自棄になっていた俺は
その日の夜に
不思議な夢を見たんだょ…
広大な
大地を四つん這いで
走る映像…
光りに向かって
つき進む…
それは
まるで
誇り高き
獅子の姿…
(↑みなさんは、もう分かったよね?)
(↑ゴーストバスターZEROの獅子覚醒の描写は、ブレが実際に、夢で見た映像だったんだょ~)
目覚めた時に
何かが吹っ切れた!!
敵は自分の中にあり
自分に勝たないと
人に勝てる訳がないって
自分の中の
自然治癒力を信じて
みようと思った…
そして
逃げていた
リハビリ室に
自ら行き
どこまでやれるか
分からない道を
歩む決心をした…
ブレ激動編(破壊と再生3)
続
忙しくてクタクタだよ~
(↑明日からまた、合同創業祭チラシが入ってるし…)
この会社って
異常だぜ…
(↑だよな…)
(↑どうするつもりだ?)
いつか
分かるよ…
(↑意味深発言だ…)
な~んてな!
(↑長介か?)
……ブレ激動篇(破壊と再生3)
足の手術が近づくにつれて不安が、脳裏を横切った…
そこには
大きく果てしない壁が
そびえ立っていたのだから…
俺の考えは
単純だった…
手術さえすれば
なんとかなると思った…
手術の日に
執刀医の説明があり
歩けるかどうかの
保障は出来ないと宣告された…
切断されるよりは
マシだと、笑って見せた…
(↑精一杯の強がりだったんだよな…)
麻酔医の説明も
ギャグを飛ばしながら
受け答えしてたっけ…
(↑相変わらずやな…)
分かってる…
分かってるんだよ
あんだけ足のレントゲンを
見せられてたし…
でも…
可能性は0じゃないんだ…
やれる事はやる!!
やれない事でもやる!!
それが
ブレなんだから…
手術台に寝かされ
腰に麻酔を打たれ
口には催眠ガスが送られた
名前を呼ばれ
目で合図した…
腰に
激痛が走る…
な、何?
ちょっ…待てよ…
(↑久しぶりの台詞だな?)
すでに
腰の皮膚を
切開され
ノミみたいなもので
腰の骨を
ガシガシと削ってる…(泣)
体感時間だけど
麻酔が効いてしまうまで
3、4分程度だった…
これも
歯を食いしばって耐えた
ちなみに…
(↑泣いてないんだろ?)
テヘッ!!
(↑よく耐えたな…)
意識が戻り
病室に運ばれた
ひ骨に髄内釘(約30cm)
(↑説明しよう~)
(↑ひ骨とは、足を手羽先の骨に例えると太い骨じゃなく細い骨の事だよ…)
(↑髄内釘とは、骨髄に直接打ち込む長くて細い釘の事だょ…)
太い部分は
腰の骨を削り
移植して
二枚のプレートと
5本のボルトで繋げた…
(↑まるで大工やな…)
その日の夜も
痛みと、うずきで
我慢できない程の
激痛が襲った…
どうしても
耐えきれない思いが
不安と恐怖を作り出した…
足がパンパンに腫れて
包帯に血がにじみ
布団が真っ赤に染まった
ナースコールすると
ナースが来て
慌てて執刀医を呼んだ
縫合したとこが
足の腫れで
はずれていたんだょ~
バックリと…
後で
怒られちゃった…
(↑オチャメか?)
こんな人初めてって♪
人より麻酔が効かないし
痛み止めも飲んでなかったので…
その日も
1日中痛みと遊んだ…
(↑痛みと遊ぶって…)
(↑どんな表現だ?)
腹は
いっちょまえに減るので
飯だけは食ってたかな…
しかも
大盛りで♪
だけど
足は無情にも
象の足みたいに腫れてしまい中々戻らなかった…
人間って
欲が出るんだよね…
足を付けといてくれって
お願いしたのに
実際の足がこんな風に
なってると
見かけを気にしてしまう…
切断されるよりかは
ずっと、ずっと
マシなのにね…
病室で
天井を
何時間も
見つめてた…
俺って
もう終わりなんかってね…
セルの完全体の
身体とは
かけ離れた今
女性のような左腕
象みたいな右足を
受け入れる事なんて…
歩けるかどうかも
分からないのに…
タオルで
顔を隠し
昔の少年boy時代や
中学、高校、社会人
グルグルと
思い出してたら
また
涙が出た…
(↑泣いたんか?)
泣いてないょ~
涙が出ただけだ!!
(↑それを一般的に泣くというんだ…)
リハビリも
休みがちになり
リハビリの時間になると
喫煙所に行き
時間を潰すように
なった…
髪はボサボサで
タオルを巻き
ヒゲは伸び放題の
目付きが悪い男は
いつしか、
タバコ仲間の主になっていた…
(↑ザビエルみたいだったな…)
正直
自暴自棄になってたんだょ…
入院仲間が次々と
出ては入って来て
それを見送る自分がいた…
婦長さんとは
よく喧嘩した
当り散らしたり
暴言を吐いたりね…
過去
過去
過去の呪縛に
縛られた自分は
なんで生きてるんだと…
こんな思いをするぐらいなら、あの時タヒんでればよかったって…(泣)
真夜中に
病室を抜け出して
喫煙所で時間を潰し
朝方帰っては
昼まで爆睡
俺って
弱い男なんだょ
現実から逃げてたんだから
そして
無口になり
人への心を閉ざしてしまったんだ…
立って歩く人達を
睨み付けていた自分
羨ましく思い
妬ましくもあった…
そんな日が
何日か続き
転機が訪れた…
足の腫れが
なくなってきて
ギブスに隙間が
出来たんだょ…
意に反して
身体は再生しようと
してるんだ…
俺
こんななのに…(泣)
長年付き合ってきた
身体は少しづつ
ほんの少しづつ
再生へのスタートを切っていた…
馬鹿で
どうしようもなく
自暴自棄になっていた俺は
その日の夜に
不思議な夢を見たんだょ…
広大な
大地を四つん這いで
走る映像…
光りに向かって
つき進む…
それは
まるで
誇り高き
獅子の姿…
(↑みなさんは、もう分かったよね?)
(↑ゴーストバスターZEROの獅子覚醒の描写は、ブレが実際に、夢で見た映像だったんだょ~)
目覚めた時に
何かが吹っ切れた!!
敵は自分の中にあり
自分に勝たないと
人に勝てる訳がないって
自分の中の
自然治癒力を信じて
みようと思った…
そして
逃げていた
リハビリ室に
自ら行き
どこまでやれるか
分からない道を
歩む決心をした…
ブレ激動編(破壊と再生3)
続