異国のアリス


「立ち話も何だから、案内するわ、付いて来て!」


そう言って、私とメグを連れて、城の中に入り、ある部屋に通された。


見た感じ、応接間?かな…。

当たり前だけど、規格外ね…。


「あ、そういえば自己紹介がまだだったわね、私は…」


そこまで言って、そっくりさんが言葉を止めた。


……というか、遮られた。


勢いよく開いたドアの音に。


< 17 / 55 >

この作品をシェア

pagetop