異国のアリス
「…いや、どういうことだ?」
「そうですよ!これ以上ウィンディさんたちに迷惑かけれません」
「全然迷惑じゃないわよ?部屋は腐るほどあるし……あと、ウィンディ"さん"はやめて、ウィンディでいいわ」
「あたし、ここに居たい!」
「ほら、メグもこう言ってるわよ?」
メグ……。
メグには一応、冷めた視線を送っておいた。
どうしよう…。
この国…ていうか世界には、私たちが行くところなんてないし…。
かと言って、ここの人たちに迷惑かけるわけにも…。
私が頭を抱えていたら、アリエッタちゃんが口を開いた。