異国のアリス
「柚葉…て言ったっけ?悪いな、妹たちが…」
「ぁ…、大丈夫です……メグが増えたと思ったら…」
私が遠い目をしながら答えると、「そうか…」と言って、労うような視線を送ってもらった。
きっと、ライトさんは私みたいなポジションなんだろうな…。
しばらく待っていたら、アリエッタちゃんが戻ってきた。
満面の笑みを浮かべて。
「アリー、どうだった?」
「いいんじゃないか?だそうです!」
「ほんと!?ユズ!いいだって!!」
「聞こえてるよ……」
『さぁ!どうする?』