異国のアリス
「あ、やっぱりお似合いです!」
「本当!ウィンディ様たちの見立ては、間違ってなかったですね!」
みなさん口々にいろいろ言って、私を羞恥心で殺すつもりなんだ…
そう思わずにはいられないくらい、キャーキャーと私を誉めてくる
誉められるのはイヤじゃないけど、格好が格好だからなぁ…
とりあえず、みなさんには曖昧な笑みを見せておいた
「じゃあ、掃除行ってきます」
一応声をかけてから掃除道具を持って、とりあえずアリーの部屋に向かった
アリーの部屋は女の子らしく、全体的に白を基調として所々にピンクが使ってある
何か、お人形さんの部屋みたい
と、どうでもいいことを思って、掃除に取りかかる
窓ガラスを拭いたり、カーペットに掃除機をかけたり(こっちにも掃除機あるんだ!)家具の間にある埃をとったりした
あんまり汚れてなかった
そりゃ女の子だからな…
「次は、ウィンディのとこかな」