異国のアリス
そんなこんなで、無事にウィンディの部屋に到着
ウィンディの部屋は、アリーのとこほど、女の子しくなかった
白を基調として、所々に水色、黄緑を使っていて、さわやかな感じ
ウィンディの部屋も、アリーの部屋と同じく、あまり汚れてなかったけど、埃などをとったりした
「最後は、ライトさんの部屋」
そういえば私、この格好でいるのにも抵抗なくなったな……
慣れって怖い
ライトさんの部屋が、一番の難所かもしれない
男の人の部屋だし、ほら、見られたくないものもあるだろうし…
でも仕事だから…
「…そうだよ、仕事なんだから、こんなに気にすることないじゃない」
廊下で一人でブツブツ言ってる私は、他の人から見れば、すごく怪しいんだろう…
でも今はそんなこと気にしない
私には、王様から頂いたお仕事があるんだから
一人で言い訳まがいなことをしていたら、ライトさんの部屋の前まで来ていた
「―――…、……」
「――……!……、…」
中から話し声が聞こえる…
これは出直した方がいいのか?
悶々していると、目の前の扉が開いた