キミノアト
「さー?何ででしょう?」
にっこりと爽やかに微笑むイケメンさん。
何ででしょう?って言われても....
「はは、本当、新の言う通りだね?」
困っている私にイケメンさんは優しく微笑む。
「新を探していたの?だったら...」
「新には会いたくない。」
「え?」
私が急に大きな声で喋ったから少し驚いた様子のイケメンさん。
「そっか〜。訳ありね。」
私の気持ちを察してくれたかイケメンさんは頭をなでなでしてくれる。
「だいたい分かったよ?」
新の方を見ているイケメンさんはうんうんと頷く。
私、何も言ってないんですけど。
「俺に任せて。しーん!!」
突然、大きな声で新を呼ぶイケメンさん。
いやいや!!
新に会いたくないんだけど!!?