アイドルな彼をひとりじめ
「分かった。今までありがとう」
「悪かったな。はやく他の男探して
幸せになれよ。じゃーな」
そう言って彼は公園から出ていった。
重い女って思われたくなかったから
ひき止めなかった。
私、ばか。
なんで二股されてたことにきずかなかった
んだろう。
大好きな後ろ姿を見ながら
「さようなら」
と、つぶやいた。
涙が溢れて止まらなかった。
初めての彼氏だった。
だから余計かな。
涙は止まることを知らずに流れ続けた。