ゴーストバスターZERO
第18話(天魔ストーリー)
アタシは…
零奈。
(↑また名前が変わっとるし!)
UFOから脱出したのは
よかったけど…
あまりにも
離脱してた時間が
長すぎたのか…
死神に狙われたみたい…
もう~
モテ子は困るな~
(↑そういう場合か!!)
確か…
天魔と帰ってた…
目の前の天魔が
居なくなったんだよ~(泣)
(↑いや、お前が消えたんだよ!)
(↑みんな、そう思ってるぞ!!)
んな訳無いだろ!!
あれっ?
誰か電気消した?
真っ暗で…
見えないんですけど~(泣)
……第十八話(天魔ストーリー)
(零?…居らぬのか?)
(もしや、死神が嗅ぎ付けたのか?)
(零~!!)
(急がねば、取り返しがつかぬ事になるぞ…)
(零~!!)
(零の体に死神の気配がしておる…)
天魔はさらに
加速を増して
体へとたどり着いた…
(やはりな…)
(お前…その者の魂の緒を切るなぞ…天魔が許さない!)
[ほぉ~これは、これは、神界の天魔じゃねぇか?]
(貴様…この者は…)
[おっと!ちょっと待ってくれよ…]
[霊界では…肉体と霊体が、一定時間離れると、魂の解脱と見なしてしまうのは、常識的な話だろうが!]
(う…む…)
(だが…この零って男は…、自分を犠牲にして、人を助ける、清い心の持ち主なんじゃ…)
(どうか…この天魔に免じて、見逃しては貰えないだろうか…)
(頼む…この通りじゃ…)
[か~かっかっかっ!!]
[天魔さんよ~]
[この死神に対して頭を下げるとはな~]
[ますます、気に入った!]
[この零とやらの魂を貰うぜ!!]
人間界では…
この世の誕生の際に
へその緒を切る
霊界もまた然り
人間界では亡くなるが
霊界では誕生と見なし
肉体を繋ぐ
魂の緒を切る
それが掟なのである…
(死神…この天魔の願いを…聞き入れぬのか?)
[当たり前だ!!]
[天魔さんよ~アンタは、元々魔界の頂点を極めた男よのぉ~]
[今更、人間界を救っても、アンタの罪は償えないんじゃねぇのか?]
[か~っかっかっかっかっ!!]
(貴様…)
(この天魔の何が分かると言うのじゃ)
(この姿は仮の姿…)
(ならば…)
(いたしかたあるまい…)
[おい!ちょっと待った!!]
[アンタが、この死神を成敗すれば…]
[霊界の掟を破ることになり、つまり、アンタはまた魔界に落とされるって事になるぜ…]
(短い間だったが…)
(零やZEROに学ぶ事が多くてな、それで満足じゃ…)
(お前を倒し、魔界に堕ちても、零、ZEROに倒されるのも、本望じゃ…)
(魔界に帰れば、これまでの、善行や記憶が消され、この人間界でまた、恐怖で世界を支配するかも知れないが…)
(あやつらが、きっと、倒してくれるはずじゃ!!)
[もう魔界には、アンタはお払い箱らしいぜ!]
(何故じゃ?)
[九尾を倒す事に加担した事で、魔界の裁きが待ってるんだからな…]
(む…ぅ…)
(だが…今は…正義を貫く…迷いはない!)
天魔は…
呪文を唱えると…
崇高な姿の中から
鋭い爪
黒い鱗
大きい角
ギラギラとした眼
暗黒竜が姿を
現した!!
体長10mはあろうかという
恐ろしいその姿
大きく見開いた眼には
仲間との決別なのか
溢れんばかりの涙が
こぼれ落ちていた…
(零、ZERO、後を頼むぞ!!)
死神の鋭い鎌を
脇腹に受け
ギ~ギャー!!
そのまま
天魔は…
死神を…
すると…
何者かが…
間に入り込み
死神に…
雷電拳!!を
放った!!
死神の体の半分は
吹っ飛んだが…
鎌で
魂の緒を切る
瞬間…
「消え失せろ~!!」
「マイナス雷電拳!!」
死神は
残り半分も
吹き飛ばされて
消滅した!!
「て、天魔か?」
「ただ今!!」
「てか…怖ぇよ~…」
(お主…何しておったのじゃ!!)
「俺も分からないよ…」
「ただな…落とし穴みたいなトコにはまってしまったんだよなぁ…」
「で、暗いし…怖いし…」「ただな…魂の緒をたどって行ったら…お前と死神がやり合ってたんだ…」
「2人共気付かないし、天魔が変身するし…」
「俺が死神をやっつけたら…」
「お前は、お前のままだろ!」
「だろ?」
(不覚にも…お主に救われるとはな…)
「なぁ…天魔よ…」
「俺達は仲間だぜ!!」
「上とか下とか、身分とか、そういう垣根は、とっくに越えてるんだ!!」
「それでいいじゃないか!」
(お、お主…(泣)
「あっ!!」
「天魔が泣いてる~!」
「てか…はよう、元の姿に戻れよ…牛若ちゃん!!」
(その…牛若ちゃんって呼ぶのはヤメんか~!)
「怖い~助けて~!」
俺は無事に…
仮の体に戻った…
今日はシチューに
しようかしら!!
(↑主婦か?)
一方
ZEROは…
ようやく
骨の再生を終えた…
まだまだ
かかるのか…
頑張れよ…
ZERO…
だが…
零にまた
新たな壁が
立ち塞がっていた…
第十八話 続
零奈。
(↑また名前が変わっとるし!)
UFOから脱出したのは
よかったけど…
あまりにも
離脱してた時間が
長すぎたのか…
死神に狙われたみたい…
もう~
モテ子は困るな~
(↑そういう場合か!!)
確か…
天魔と帰ってた…
目の前の天魔が
居なくなったんだよ~(泣)
(↑いや、お前が消えたんだよ!)
(↑みんな、そう思ってるぞ!!)
んな訳無いだろ!!
あれっ?
誰か電気消した?
真っ暗で…
見えないんですけど~(泣)
……第十八話(天魔ストーリー)
(零?…居らぬのか?)
(もしや、死神が嗅ぎ付けたのか?)
(零~!!)
(急がねば、取り返しがつかぬ事になるぞ…)
(零~!!)
(零の体に死神の気配がしておる…)
天魔はさらに
加速を増して
体へとたどり着いた…
(やはりな…)
(お前…その者の魂の緒を切るなぞ…天魔が許さない!)
[ほぉ~これは、これは、神界の天魔じゃねぇか?]
(貴様…この者は…)
[おっと!ちょっと待ってくれよ…]
[霊界では…肉体と霊体が、一定時間離れると、魂の解脱と見なしてしまうのは、常識的な話だろうが!]
(う…む…)
(だが…この零って男は…、自分を犠牲にして、人を助ける、清い心の持ち主なんじゃ…)
(どうか…この天魔に免じて、見逃しては貰えないだろうか…)
(頼む…この通りじゃ…)
[か~かっかっかっ!!]
[天魔さんよ~]
[この死神に対して頭を下げるとはな~]
[ますます、気に入った!]
[この零とやらの魂を貰うぜ!!]
人間界では…
この世の誕生の際に
へその緒を切る
霊界もまた然り
人間界では亡くなるが
霊界では誕生と見なし
肉体を繋ぐ
魂の緒を切る
それが掟なのである…
(死神…この天魔の願いを…聞き入れぬのか?)
[当たり前だ!!]
[天魔さんよ~アンタは、元々魔界の頂点を極めた男よのぉ~]
[今更、人間界を救っても、アンタの罪は償えないんじゃねぇのか?]
[か~っかっかっかっかっ!!]
(貴様…)
(この天魔の何が分かると言うのじゃ)
(この姿は仮の姿…)
(ならば…)
(いたしかたあるまい…)
[おい!ちょっと待った!!]
[アンタが、この死神を成敗すれば…]
[霊界の掟を破ることになり、つまり、アンタはまた魔界に落とされるって事になるぜ…]
(短い間だったが…)
(零やZEROに学ぶ事が多くてな、それで満足じゃ…)
(お前を倒し、魔界に堕ちても、零、ZEROに倒されるのも、本望じゃ…)
(魔界に帰れば、これまでの、善行や記憶が消され、この人間界でまた、恐怖で世界を支配するかも知れないが…)
(あやつらが、きっと、倒してくれるはずじゃ!!)
[もう魔界には、アンタはお払い箱らしいぜ!]
(何故じゃ?)
[九尾を倒す事に加担した事で、魔界の裁きが待ってるんだからな…]
(む…ぅ…)
(だが…今は…正義を貫く…迷いはない!)
天魔は…
呪文を唱えると…
崇高な姿の中から
鋭い爪
黒い鱗
大きい角
ギラギラとした眼
暗黒竜が姿を
現した!!
体長10mはあろうかという
恐ろしいその姿
大きく見開いた眼には
仲間との決別なのか
溢れんばかりの涙が
こぼれ落ちていた…
(零、ZERO、後を頼むぞ!!)
死神の鋭い鎌を
脇腹に受け
ギ~ギャー!!
そのまま
天魔は…
死神を…
すると…
何者かが…
間に入り込み
死神に…
雷電拳!!を
放った!!
死神の体の半分は
吹っ飛んだが…
鎌で
魂の緒を切る
瞬間…
「消え失せろ~!!」
「マイナス雷電拳!!」
死神は
残り半分も
吹き飛ばされて
消滅した!!
「て、天魔か?」
「ただ今!!」
「てか…怖ぇよ~…」
(お主…何しておったのじゃ!!)
「俺も分からないよ…」
「ただな…落とし穴みたいなトコにはまってしまったんだよなぁ…」
「で、暗いし…怖いし…」「ただな…魂の緒をたどって行ったら…お前と死神がやり合ってたんだ…」
「2人共気付かないし、天魔が変身するし…」
「俺が死神をやっつけたら…」
「お前は、お前のままだろ!」
「だろ?」
(不覚にも…お主に救われるとはな…)
「なぁ…天魔よ…」
「俺達は仲間だぜ!!」
「上とか下とか、身分とか、そういう垣根は、とっくに越えてるんだ!!」
「それでいいじゃないか!」
(お、お主…(泣)
「あっ!!」
「天魔が泣いてる~!」
「てか…はよう、元の姿に戻れよ…牛若ちゃん!!」
(その…牛若ちゃんって呼ぶのはヤメんか~!)
「怖い~助けて~!」
俺は無事に…
仮の体に戻った…
今日はシチューに
しようかしら!!
(↑主婦か?)
一方
ZEROは…
ようやく
骨の再生を終えた…
まだまだ
かかるのか…
頑張れよ…
ZERO…
だが…
零にまた
新たな壁が
立ち塞がっていた…
第十八話 続