ゴーストバスターZERO
第28話(欲望)
おっす!
俺は零!
阿修羅覚醒したが
体を乗っ取られるとこだったぜ!
危ない…
危ない…
まだまだ
阿修羅の力は
計り知れないパワーを
秘めているんだが
己の力を過信せずに
早く決着をつけてやるぜ!!
……第二十八話(欲望)
さぁ…
いよいよ蔵の中に
潜入だぜ!!
代々から受け継がれ
蔵に入る事なく
守り続けてきた
蔵本家…
その蔵に
魔界の使いが
3体もいやがったからな…
もし…
そこが
現世と
魔界を繋ぐ道であれば
何としても
阻止しないとな…
正面の扉が
外れた場所より
中に入り
「クッさ~!!」
(↑どうした?)
(↑すかしたか?)
「カビの匂いと獣の匂いだ…」
暗さで目が慣れていくと
棚、棚、棚
ビッシリと
書物や文献などがあり
どれもこれも
ホコリをかぶっていた
思ったより
狭く感じたのも
まん中に
ドンとある
大きな棚があったからだ
「もう…突き当たりか?」
?
かすかに棚を
動かした形跡があった
ちょっと動かしたら
下へ続く階段があった
ここが
ひょっとして
魔界の入り口か?
階段といっても
泥を何かで固めた階段
何歩か降りて
阿修羅炎武モードに
変化した
体から発する
炎が暗闇の
果てしなく続く階段を
明るくしてくれた
それにしても
長い道程だ
さらに
スピードをあげ
降りていく
中々
たどりつかない
それでも
降りていく
あった…
壁か?
いや
門だ!
俺は
すでに
半開きになった
門を開け
中に進んだ…
まばゆいくらいの
金色の光
ここって魔界だろ?
全ての
ありとあらゆる物が
金色に輝いていた…
金の部屋
それに同化した
金塊魔神が現れた…
(よく魔界へ来たな…)
(誉めてやろう…)
(悪いが…戦うつもりはないから、お前が入ってきた門を閉めてくれないか?)
(代わりといっちゃ、何だが…)
(ここにある金を、持てる分だけ、お前にやろう!!)
「何を考えていやがるんだ?」
「早いとこ、勝負だ…」
「次へ行かなくてはならんからな…」
(おい…俺は確かに魔界の金塊魔神だが…魔界に居るからといっても、戦うヤツもいれば、戦わないヤツもいるんだ!)
(早いとこ、ここから立ち去って、人間界に帰ってくれ!!)
「お前…それって本気で言ってるのか?」
そうだよな…
こっちから
乗り込まなくても
戦わずに済むのなら
そっちがいい…
互いの世界での
共存共栄って訳か…
しかも…
門を閉めるだけで
金塊を取り放題か?
悪くないな…
便利屋を廃業して
海外永住も
悪くないな…
「よし…分かった…」
「この場は、お前の要求をのもう…」
「金塊はお礼にもらって行くぞ…」
(話が分かる人間でよかった…)
(じゃあどうぞ、お好きな分だけ、持って行くがよい…)
阿修羅覚醒してた俺は
六本の手で金塊を抱え
魔界の門を閉めた…
気のせいか?
閉める間際に
金塊魔神が
ニヤリと
笑った…
この瞬間に
俺は
未熟にも
欲望に負け
魔界の者と
知らず知らずに
契約してしまった事に
気付いては…
いなかった…
第二十八話 続
俺は零!
阿修羅覚醒したが
体を乗っ取られるとこだったぜ!
危ない…
危ない…
まだまだ
阿修羅の力は
計り知れないパワーを
秘めているんだが
己の力を過信せずに
早く決着をつけてやるぜ!!
……第二十八話(欲望)
さぁ…
いよいよ蔵の中に
潜入だぜ!!
代々から受け継がれ
蔵に入る事なく
守り続けてきた
蔵本家…
その蔵に
魔界の使いが
3体もいやがったからな…
もし…
そこが
現世と
魔界を繋ぐ道であれば
何としても
阻止しないとな…
正面の扉が
外れた場所より
中に入り
「クッさ~!!」
(↑どうした?)
(↑すかしたか?)
「カビの匂いと獣の匂いだ…」
暗さで目が慣れていくと
棚、棚、棚
ビッシリと
書物や文献などがあり
どれもこれも
ホコリをかぶっていた
思ったより
狭く感じたのも
まん中に
ドンとある
大きな棚があったからだ
「もう…突き当たりか?」
?
かすかに棚を
動かした形跡があった
ちょっと動かしたら
下へ続く階段があった
ここが
ひょっとして
魔界の入り口か?
階段といっても
泥を何かで固めた階段
何歩か降りて
阿修羅炎武モードに
変化した
体から発する
炎が暗闇の
果てしなく続く階段を
明るくしてくれた
それにしても
長い道程だ
さらに
スピードをあげ
降りていく
中々
たどりつかない
それでも
降りていく
あった…
壁か?
いや
門だ!
俺は
すでに
半開きになった
門を開け
中に進んだ…
まばゆいくらいの
金色の光
ここって魔界だろ?
全ての
ありとあらゆる物が
金色に輝いていた…
金の部屋
それに同化した
金塊魔神が現れた…
(よく魔界へ来たな…)
(誉めてやろう…)
(悪いが…戦うつもりはないから、お前が入ってきた門を閉めてくれないか?)
(代わりといっちゃ、何だが…)
(ここにある金を、持てる分だけ、お前にやろう!!)
「何を考えていやがるんだ?」
「早いとこ、勝負だ…」
「次へ行かなくてはならんからな…」
(おい…俺は確かに魔界の金塊魔神だが…魔界に居るからといっても、戦うヤツもいれば、戦わないヤツもいるんだ!)
(早いとこ、ここから立ち去って、人間界に帰ってくれ!!)
「お前…それって本気で言ってるのか?」
そうだよな…
こっちから
乗り込まなくても
戦わずに済むのなら
そっちがいい…
互いの世界での
共存共栄って訳か…
しかも…
門を閉めるだけで
金塊を取り放題か?
悪くないな…
便利屋を廃業して
海外永住も
悪くないな…
「よし…分かった…」
「この場は、お前の要求をのもう…」
「金塊はお礼にもらって行くぞ…」
(話が分かる人間でよかった…)
(じゃあどうぞ、お好きな分だけ、持って行くがよい…)
阿修羅覚醒してた俺は
六本の手で金塊を抱え
魔界の門を閉めた…
気のせいか?
閉める間際に
金塊魔神が
ニヤリと
笑った…
この瞬間に
俺は
未熟にも
欲望に負け
魔界の者と
知らず知らずに
契約してしまった事に
気付いては…
いなかった…
第二十八話 続