ゴーストバスターZERO
第41話(さらば友よ)
どーもどーも!!
零です!!
昨日はちょっと留守してたんだよ…
(↑お前…大変だったんだぞ…)
(↑ムッキムキが来たんだぞ!)
そっか~
メンゴ、メンゴ!
(↑その言い方、態度、気に入らんな!!)

なんだよ~
今日はヤケにカラムンチョやな~
(↑カラムーチョだろ!)
(↑うるさい~!うるさい~!うるさ~い!)

どしたん?
えらくムッキになってるな?
読めた!!
お前…アレだろ?
(↑ムッキ?アレ?)
(↑なんだ?当ててみろよ…)

女の子…
(↑ワーワー!わーわー!)
(↑馬鹿にしやがって~)
(↑ムムム…ムッキ~!)


告ったのか?
またフラれてやんの~!
(↑あのな…)
(↑みんなが見てる前でな…そんな事で俺をイジるなよ…(泣)

ツッコミ君よ…
(↑なんだよ…身も心もボロボロなんだぞ!)
(↑ヤルならヤレよ…)

ったく…
そんなお前をやっつけても面白くないぞ!
(↑じゃ…なんだよ…)

お前…
髪が長くて
元気のいい娘が
タイプだったよな?
(↑あ?…まぁ…な…)

ヨッシャ!!
決まりだな!
お前の熱烈なファンが
いるんだよ…
T,Sカモン!
(↑T、S?)

じゃ後は
若い2人でごゆるりと…
(↑お見合いか?)
(↑お~い!!零~!!)
(↑キショウ…居ない…)
(↑ん?置き手紙だ…)
(↑なになに…隣の日本家屋の茶の間で待て?)
(↑セッティングか?)
(↑だが…アソコって…誰か住んでたっけ…)
(↑行くしかないだろ…)



(↑玄関に来たが…)
(↑入っていいのか…)
(↑お邪魔しま~す…)

し~ん…

(↑つか…この家…誰かいるのか?)
(↑茶の間は…)
(↑ここか…)

スゥーッ…
(↑ふすまをあけてと…)

し~ん…


(↑なんだよ…)
(↑騙された!!)
(↑丸ちゃぶ台と食器棚)
(↑古いテレビか…)


パチッ…
(↑ビビった…)

ザーザーザーザーザー
(↑もう~なんだよ~)
(↑勝手にテレビがつくし)(↑映ってないし)


(↑あ?古い井戸…)
(↑覗いてる、おっさん?)(↑これって…)
(↑まさかの…)
(↑アナログ放送か?)
(↑地デジ化にしないと、草剪君から怒られるぞ!)

来~る♪

きっと来る~♪


ツッコミ君の…
お相手の女性とは…



ツッコミ恋愛ストーリー





……第四十一話(さらば友よ…)


俺達は…
阿修羅ZEROになっても
覇王神に触れる事も出来ずに…
覇王魔空剣の餌食になってしまった…


一瞬で
阿修羅モードが解除
俺とZEROが分裂し
それぞれの剣に
串刺しとなった…


「カーカッカッカ!」
「もはやこの覇王神の前では無力だったようじゃのう…」


俺の口から
大量の血が…

アガガガッ…

ZEROの目が…
生気を失って行く…


ZERO…
だ…大丈夫か…
ハァハァ…
ヤバい…
目が…
かす…んで…
(零…ハァ…ハァ)
(しっ…か…りし…ろ…)


「何だ?何だ?」
「この状態でも、お互いの心配か?」
「見ていて、ヘドが出るわ~!」


さらに
貫いた剣を
グリグリと回し
始めた…


ウガアッ~……
(ウガアッ~…)



「こんなものか…」
「もっと骨のあるヤツだと思ってたが、所詮、その程度か?」
「つまらんな…」
「今から、人間界で一暴れするか…」


(ま、待て…(泣)


「ん?暗黒竜のガキか?」
「仲間になりたいのか?」「あいにくだが…お前はワシの奴隷にしかならんぞ…」

(この天魔を倒してからにしろよ…(泣)
(天魔の最終形態は…この竜の姿ではない…)
(これが…天界を預かっている真の姿だ…)


暗黒竜は…
体の中からまばゆい
金色の光が放射され
醜い竜が
金色天界竜に
変わった…


「な…なんだ…この光は…」
「目を開けれない…」


(金色天界竜の光は…天の光…愛、慈しみ、希望の光じゃ…)
(魔界の者には神々しくて、まともに見えんじゃろ…)
(覇王神よ…確かに強い…)(ならば…この天魔と共に消え失せろ…)


金色天界竜の天魔は
すぐさま、
覇王神に巻き付き
締め上げた…

だが…
覇王神の両方の剣が
金色天界竜の体を
切り刻み始めた…


ウギャー…


(だが…離す訳には…)
(イカンぞ…)
(あやつらも、体を張ったんじゃ…)
(この天魔も…仲間…じゃ)

「クッ…しぶとい…ガキが…」
「これで…も…か~!」

魔空剣が更に
天魔の体を刻み始めた…



(零…ZERO…すまな…い)
(覇王…神は…この天…魔が…)
(さら…ば…友…よ…)


天魔は…
最後の力を
振り絞り…

自爆の道を…


選んだ…


金色天界竜の体が
更に輝き…
天界と魔界への
一筋の道を…
金色で繋げて…

覇王神を
締め上げたまま

爆発した…




爆発した後は

天魔の姿、気配が消え

単眼鬼
豪腕鬼
幻狼の瀕死のままで…

横たわっていた…


一方…

零、ZEROは…


互いに手を繋ぎ合い…


2人の目には
涙が流れ落ちていた…


ゥオオオー!


誰だ?


息を吹き替えしたヤツは?


第四十一話 続
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