蜜愛シンドローム ~ Trap of Masato ~




「あぁ、はあっ、・・・んぁっ・・・」

「・・・可愛いな、お前の声は。ずっと聞いていたくなる」


雅人の言葉が絢乃の脳を溶かしていく。

溶けた砂糖のようにドロドロになって・・・もう、雅人のことしか考えられない。

絢乃は何度も高みに飛ばされ、雅人の腕にしがみついた。


「だ、ダメっ、もう・・・ああぁぁっ」

「・・・降参か?」


絢乃は朦朧とした頭で、コクコクと頷いた。

・・・もう、耐えられない・・・。

ぐったりとした絢乃の体を、雅人はぐいと抱きしめた。

そして、次の瞬間。


「・・・・っ!!」


熱く脈打つものが、絢乃の潤んだ部分を一気に貫いた。

まだ拓かれていない最奥まで、一気に到達する。

絢乃は一瞬、その衝撃に体を強張らせたが、丹念な愛撫で溶けた体はすぐに快楽に反応する。

雅人は真上から絢乃をじっと見下ろした。

───いつもの冷静さが消えた、獣のような瞳。

絢乃を食らい尽くそうかというような、獰猛な瞳。


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