蜜愛シンドローム ~ Trap of Masato ~
「俺も相当、限界だったようだ。・・・絢乃、先に謝っておく」
「・・・っ」
「もう、手加減は出来ない。お前が泣いても叫んでも、多分止められない」
───言葉とともに。
絢乃の足の間を、大きな衝撃が襲った。
それは次第に深く、激しく、奥の奥まで蹂躙していく。
想像を絶する快楽に、絢乃は啼き叫んだ。
雅人の腕が、絢乃を強く抱き寄せる。
雅人は絢乃の肩に額を押し付け、呻くように言った。
「・・・絢乃、好きだ。お前を愛してる」
「・・・っ・・・」
「いつからこんなに好きになったのか分からない。だがもう、俺はお前を離せない」
「・・・雅人、さん・・・っ」
「一生幸せにする。だから俺だけを見ろ、絢乃・・・っ」
雅人の熱情が肌を通じて伝わってくる。
・・・真摯な愛情。
心からの言葉。
その愛情の強さに、深さに、心が震える。
絢乃の胸に、熱く温かい気持ちが溢れ出す。
絢乃は体中で雅人の温かさを感じながら、その熱情に身を任せた・・・。