蜜愛シンドローム ~ Trap of Takumi ~
唇越しに、肌越しに、何かが流れ込んでくる。
そしてそれは絢乃の抵抗する力を、しだいに奪っていく。
・・・どうして・・・
くたりと力を抜いた絢乃の顔を見下ろし、卓海はくすりと笑った。
───色艶を帯びた、美しい微笑み。
焼けるような熱情を映した、その瞳・・・。
片手でシャツの前を緩める仕草が、なぜかとても色っぽく見える。
卓海は絢乃の頬に手を添え、囁いた。
・・・腰が砕けそうになる、その甘い囁き・・・。
「壊してやるよ。・・・オレのものにならないなら、壊す。他の男には渡さねぇよ」
卓海の手が胸の膨らみに触れる。
しばらく形を確かめるようにゆっくりと撫でた後、指先で先端を抓み、先端を刺激しながら膨らみ全体を揉みこんでいく。