蜜愛シンドローム ~ Trap of Takumi ~




「・・・いやっ・・・あ・・・ああっ・・・」


頭に血が上り、何も考えられない。

身悶える絢乃を、卓海は目を細めて見つめる。

・・・愛しげな、その微笑み。

けれど口から零れる言葉は、棘のように鋭い。


「・・・オレにこんなことされても、感じるのか、お前は?」

「・・・っ!」

「オレはお前の遊び方を間違ってたみたいだな。・・・もっと早くにこうしておけばよかった。そうしたらお前は、結婚なんぞ考えもしなかったかもしれないのに・・・」


・・・結婚?

内心で首を傾げた絢乃の肩に、卓海が唇を落とす。

唇は鎖骨や首筋を愛撫した後、胸の尖りをはみ、そのまま下の方へと移動していく。

はっと息を飲んだ絢乃のショーツが下ろされ、臍の下に卓海の唇が触れる。

絢乃は羞恥心からとっさに後ずさろうとしたが、卓海はぐいと絢乃の大腿を掴み、左右に大きく押し開く。


「やっ・・・やめ・・・っ」

「お前の旦那が誰なのかは知らないが。オレがお前のココをこうして見たって知ったら、どう思うだろうな?」


< 125 / 190 >

この作品をシェア

pagetop