蜜愛シンドローム ~ Trap of Takumi ~
「・・・いやっ・・・あ・・・ああっ・・・」
頭に血が上り、何も考えられない。
身悶える絢乃を、卓海は目を細めて見つめる。
・・・愛しげな、その微笑み。
けれど口から零れる言葉は、棘のように鋭い。
「・・・オレにこんなことされても、感じるのか、お前は?」
「・・・っ!」
「オレはお前の遊び方を間違ってたみたいだな。・・・もっと早くにこうしておけばよかった。そうしたらお前は、結婚なんぞ考えもしなかったかもしれないのに・・・」
・・・結婚?
内心で首を傾げた絢乃の肩に、卓海が唇を落とす。
唇は鎖骨や首筋を愛撫した後、胸の尖りをはみ、そのまま下の方へと移動していく。
はっと息を飲んだ絢乃のショーツが下ろされ、臍の下に卓海の唇が触れる。
絢乃は羞恥心からとっさに後ずさろうとしたが、卓海はぐいと絢乃の大腿を掴み、左右に大きく押し開く。
「やっ・・・やめ・・・っ」
「お前の旦那が誰なのかは知らないが。オレがお前のココをこうして見たって知ったら、どう思うだろうな?」