蜜愛シンドローム ~ Trap of Takumi ~
「・・・甘いな、お前のココは」
「いや、やめ・・・・あ、ぁあああっ」
「お前は本当に甘くて・・・無防備で、お人好しで。だからオレは、そんなお前を壊したくなる」
卓海は言い、絢乃の足の間から顔を上げた。
そのまま絢乃の背に腕を回し、力強く引き寄せる。
・・・絢乃の頬に当たる、固い胸板。
熱く滑らかな、その肌・・・。
卓海の体から香る甘いフゼアの香りに、頭が酔いそうになる。
卓海は絢乃に強引な口づけを落とし、耳元に囁いた。
「・・・オレ以外のヤツに、優しくする必要なんかねぇんだよ。お前はオレだけの道具でいればいい。一生な」
「・・・っ、加納さん・・・」
「結婚するだと? ・・・は、冗談じゃねえよ。結婚なんぞできない体にしてやる」
卓海の言葉とともに、絢乃の足が大きく開かれる。
潤んだ場所に熱く脈打つものを押し当てられ、絢乃は息を飲んだ。
それは勢いをつけ、絢乃の中に一気に侵入する。
その衝撃に身を固まらせた絢乃を、卓海は息も止まるほどに抱きしめた。
「・・・壊してやるよ、絢乃。・・・お前の全てを、な・・・」
耳元で囁かれる、熱く甘い言葉。
・・・どこか狂気じみた、けれど溶けそうに甘い、その言葉・・・。
絢乃は卓海の腕の中で、呆然とその言葉を聞いていた。