蜜愛シンドローム ~ Trap of Takumi ~
「・・・安心しな。壊れたら一生、面倒みてやるから」
「・・・っ・・・」
「お前は一生、何も考えずに、こうやってオレの下で喘いでいればいいんだよ」
卓海は熱を叩きつけるように激しく動く。
快楽に背を仰け反らせた絢乃の唇に、甘く優しい口づけが降ってくる。
絢乃はその唇を受けながら、思った。
・・・きっと・・・
卓海が壊したがっているのは、自分ではないのだろう・・・
卓海が本当に壊したいのは、きっと・・・・。
「・・・ほら、次はどうされたい? 後ろか? 横か?」
「・・・っ、ぁあっ・・・」
「素直に言えよ。・・・なんでもしてやるから。お前が望むなら、オレは・・・」
朦朧とする頭に、卓海の囁きが響く。
絢乃は卓海の腕の中で揺さぶられながら、ゆっくりと意識を失った・・・。