蜜愛シンドローム ~ Trap of Takumi ~
「・・・お前がオレの道具なのか、オレがお前の道具なのか・・・。オレがお前の道具になった気さえしてくる・・・」
「・・・加納・・・さん、・・・ぁああっ」
「それでもいいって思っちまうオレは、相当お前にやられてるんだろうな・・・」
卓海は掠れた声で呟くように言い、動きを強める。
・・・言葉と共に吹き込まれる、切ないまでの熱情。
奥を激しく抉られ、快楽の涙を浮かべる絢乃の足を、さらに卓海がぐいと広げる。
「・・・ほら、もっと足開けよ。気持ちよくしてやるから」
「あ・・・ぁあ・・・っ」
───意識が、白くなっていく。
熱と快楽に追い立てられ、もう自分がどうなっているのかもわからない。
絢乃は快楽の渦の中に引きこまれながら、卓海の背に縋るように腕を回した・・・。