蜜愛シンドローム ~ Trap of Takumi ~
「・・・お前、よくそこまでズバズバ言えるもんだな」
「おや、事実だろう? 千尋ちゃんは卓海のことを実によくわかっているよ」
慧がにこりと笑い、言う。
絢乃は頭を抱え込みたい気分で3人の顔を見回した。
なんというか、物凄くアクのある人間揃いだが、これから4人は親族という関係になる。
親族の関係は一生続くが、それなりに楽しい未来になるだろう。
───多分。
4人の会話は終わることなく続く。
絢乃はコーヒーを飲みながら、皆との会話を楽しんだ。