蜜愛シンドローム ~ Trap of Takumi ~




「・・・お前、よくそこまでズバズバ言えるもんだな」

「おや、事実だろう? 千尋ちゃんは卓海のことを実によくわかっているよ」


慧がにこりと笑い、言う。

絢乃は頭を抱え込みたい気分で3人の顔を見回した。


なんというか、物凄くアクのある人間揃いだが、これから4人は親族という関係になる。

親族の関係は一生続くが、それなりに楽しい未来になるだろう。

───多分。


4人の会話は終わることなく続く。

絢乃はコーヒーを飲みながら、皆との会話を楽しんだ。



< 187 / 190 >

この作品をシェア

pagetop