蜜愛シンドローム ~ Trap of Takumi ~
「じゃあさ、加納さんが来たら連れてってもらおうよ。加納さん、車で来ると思うし・・・」
「絶対に嫌。もしそんなことになったら、舌噛み切って死んでやる」
「・・・」
だめだこりゃ、と絢乃はため息をついた。
このままここで寝かせておくしかないだろう。
しかし・・・。
卓海は昼頃に来ると言っていたが、何時に来るのだろうか。
絢乃はベッドの脇から立ち上がり、リビングの方へと向かった。