求*幸福~愛しい人はママだった~【完】

「それは普段のあなたを知ってるのよ?全くのデタラメで、妬みや快楽からの誹謗中傷だと分かってる…けれどね…お客様ありきの商売をしている限り、これは…残念だけれど…」



「クビ…でしょう、か…」そう聞きながら『ごめんなさい、幸太…私、幸せになるなんて間違いだね…紗彩だけはなんとしても守るから…許して…』と心で思った。



「まだ…そこまでははっきりとはしていないの…あなたの働きぶりは皆が認めていたから…ともかく今回の事が残念でならないわ…しばらくは有給取ってもらって、足りない分は病欠でもいいから、年内は休んでちょうだい。来月からは内勤ってことで、どうにか収まりを待ちたいわ…」




「ご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。そのようにさせていただきます。」







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