求*幸福~愛しい人はママだった~【完】

「では、幸いにもネットにご実家に関することは今現在は乗っていないようですから、お子さんはご実家に、七谷さんは、やはり数駅でも離れた街のホテルに、ということでお願いしたい。脅迫の犯人が捕まれば、ネットの騒ぎは、これから会見もされるということですし、鎮静化してくれるのでは、と期待してますし。」



「わかりました、両親に連絡をとります、今日も預けてますので、そのまま数日お願いします。」



話が少しまとまり、警察の方は村田さんが彩乃の護衛で残り、後の二人はひとまず帰署した。



社長がチラリ、俺をみて『許可』を求めていた。



5年近く共に仕事をさせてもらい今のが『プライベートに関してしゃべる』ことの許可だと、何となくわかった。



頷いた俺をみて静かに話始めた。



「七谷さん…こうなった以上、我々は夕方、今回の件で記者会見をします。その際、二人の関係について、ですが、どう言って欲しいか、希望はありますか?」




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