求＊幸福～愛しい人はママだった～【完】

●翔哉side

彩乃は三日入院してから実家へと戻り、さらには、その１週間後に自宅であるマンションへと戻り、仕事も保育園も通常になった。



俺は彩乃が目覚めた翌朝から結局10日、仕事で地方へ行きドラマ撮影をしてから、次には韓国に飛び、映画イベントに参加し、日本に戻ったのは明日から２月という日だった。



彩乃が目覚めた二日後に社長とも相談し、囲み取材を受け、事件の解決と（警察からも発表はあったが）、俺自身の事を話した。

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「では、その女性と真剣な交際をスタートさせた…ということでいいんですね？」雑誌記者が確認とばかりにしつこく聞いてくる。



「そうです…ただ…今回のような事件になるのはほんっとに嫌なんです…彼女を傷付けたり苦しめたりしたくないんです。だから、マスコミの皆さんにお願いします…」ここで頭を思い切り下げてお願いする。