求*幸福~愛しい人はママだった~【完】

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実はこの日に俺は改めて、正式にプロポーズする。



指輪も、ちょこちょこと時間を見つけては探した。


サイズは、勘…だ。



行く店ではどこでも俺の交際を知ってて、「彼女さんにですね~」なんてニヤニヤされながらも協力的だった。



お蔭で、四件目でようやく、想う指輪がみつかりほっとした。



裏には二人のイニシャルとeternal loveの文字。



そして、親が子供が生まれた時に用意したりするっていう、ピンキーリング。



紗彩の事を想い、購入した。



二人は受け入れて、喜んでくれるだろうか。



その晩はなんだか落ち着かず浅い眠りを繰り返した。

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14日の朝10時、普段車をあまり運転しないが、一応もってる俺は、久しぶりに自身の運転で彩乃たちを迎えにいった。








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