求*幸福~愛しい人はママだった~【完】


彩乃達が俺の住むマンションに荷物を運び始めた。



壁に収納棚がもともとガッツリついてるマンションなので、タンス類は持ち込まず、衣類や生活用品を車で運び入れる。



キッチンには、家庭的な道具や用具が増えていき、空いていた一部屋は紗彩のオモチャとベッド、小さなテーブルで、紗彩の部屋に変化する。



そんな自宅の変化を見て新しい生活に自分が子供のようにドキドキワクワクしている、それに思わず苦笑いする。

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ドラマが前日に放送終了、今日は誕生日ってこともあって久しぶりに1日オフにしてもらった。



朝、カーテンを開けると梅雨の時期に珍しく快晴なのをみて、それだけで幸せを感じた。



これから10時に彩乃を迎えに行き、役所に婚姻届を出しにいく。



紗彩は前日から実家に預けられている。



婚姻届には、社長と、彩乃の親に証人欄に書いてもらった後、先月の内に書き終えていた。







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