求*幸福~愛しい人はママだった~【完】

○幸太との幸せ



「あれぇ?七谷じゃない?」



彩乃はいきなり大きな声で、駅前の遊歩道を歩いているときに呼び掛けられてしまった。



呼ばれた右側を向くとニコニコした男性と少し疲れた感じの男性が二人で立っていた。



「俺!大学同期の野中だよ!元気してたぁ?」



ニコニコ顔の男性はそう話ながら近付き「よぅ!」と手をあげた。



この時に一緒にいたのが小林幸太だった。



あれこれと5分ほど話をして、連絡先の変わってないのをお互いに確認し、後日飲み会をするところまで、勢いで話がまとまってしまった。



数日後、合コン?のような飲み会がお互いの同僚を交えてあり、幸太と初めて会話をかわした。





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