求*幸福~愛しい人はママだった~【完】


そうして、作品は完成翌年の、GWに封切りとなった。



終わってみれば大絶賛され、俺は一躍有名人になり、俳優人生を華々しくスタートさせることができた。



大学は、3年に上がる春休みに退学届けを提出、親には申し訳ない気持ちで一杯だったがよく考えた上での決断だった。



その年は7月と10月のドラマクールに主役をさせてもらい、芝居が楽しくてしかたなく恋愛などどこかに飛んでいた。



もともとマメなタイプではなく、まともに付き合ったのは高三から大学一年の春までの1人位であとは、まあ、なんつうか仕事仲間と?…まぁ、俺も男なんで、ね…。



そう言えばその、10月クールのヒロインとも打ち上げのあとに一回だけ…でもそれきりで、そいつはかなり年上のやつと1年もしないうちに結婚していた気がする。








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