求*幸福~愛しい人はママだった~【完】
☆さらに夢中の日々…
12月に入り、いよいよクリスマスシーズン到来で街中賑やかで、キラキラして、インテリア雑貨ショップ“クレア”もかなり忙しい。
保育園をギリギリの夜7時までお願いし、6時過ぎまで残業をして、朝も少しでも早く出社出来るように5時起きにした。
そんな中、紗彩が一歳の誕生日を7日に迎えた。
前日が日曜だったので、両方の両親に声をかけ、個室のあるレストランでお祝いをした。
小林の両親は、籍の抜けた私達にも今までと変わらずに接してくれ、これからだって何かあれば声をかけてね、と優しい言葉をくれた、やはり、優しい幸太の自慢の家族だなぁと、涙をそっと拭った。