求*幸福~愛しい人はママだった~【完】


カフェ店員はお辞儀をして出ていき、俺は小声で「いただきます」と言うと、アイスティと桃のスイーツを頂いた。



「どっちも美味いですね!!」



普段はスイーツなんて口にしないが、このアイスティと桃のこれは言い表せないほど美味くて、思わず言ってしまった。



「でしょう?昨日はカフェでは何も召し上がらなかったのかしらぁ?また、時間があるときにぜひ足をお運びくださいね、ちなみにアイスティは彩乃お薦め商品で当店扱いなんですよぉ、よければ差し上げますわ♪」



「で、七谷とは?」



ニコニコの顔の裏に、ニヤリと笑う店長が見えた、気がした…。



この人は味方にしたほうがいい、そう俺の心が判断し、昨日のことと自分のしたいことを簡単に説明した(いったい俺は何してるんだ、と思いながらも初対面だが話しやすく、何だか分かって貰える気がしたんだ)







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