求*幸福~愛しい人はママだった~【完】
彼女は照れ笑いしながらも、ホッと息をつき、名刺を俺の前のテーブルに置いた。
「こちらはお返ししますね?無くしたり誰かに見られたりする前で良かったです」
「いやぁ…これは持ってて欲しいな…あっ、無くすのが心配とかなら今すぐ登録しちゃって、ね?ほら、携帯出して下さい。うん、それなら七谷さんも安心でしょ?名刺は俺が処分するんで。」
繋がりを切りたくなかった俺は、無理矢理な感じで、俺とマネージャーの連絡先を彼女の携帯に登録させてしまった、もちろん彼女のも、個人連絡先を手に入れた(店長が横からあれこれと助け船を出してくれ七谷さんは言葉巧みに誘導された感じか…?)
ともかく、会えたし、話せたし、個人連絡先もゲットしたし♪今日は勇気を出して来た甲斐があった、オレガンバった!!満足して店をあとにした。