求*幸福~愛しい人はママだった~【完】
●翔哉side
仕事が終わり午前2時…マネージャーの運転する車で自宅へ送ってもらう…先程、話が途中で無理矢理黙らせてしまったなぁと反省しながら、携帯をチェック、瞬間…顔面が凍りついたように固まった…
「あれっ?翔どうした?顔色わりぃぞ?」
「ヤ、バイ…」
「何が?」
「拒否られた…かなり強烈に…」
「ぁ?あぁ女か?あれか?ぶつかった子」
メール画面を眉間にしわを寄せ、ただみつめたままの俺にマネージャーが話しかける。
「なんだって?遊びとでも思われたか?」
……あぁ…そうなのかぁ、遊びって思ってこの返しかぁ、うん、そうなんだろうな、きっと…豊は鋭いな、キツいなぁ…彼女の言葉がではなく、自分の受けたダメージが相当で心が痛い…。