求*幸福~愛しい人はママだった~【完】
明日は彼女は仕事のはずだ、夕方、会いに行ってみよう、メールでも、ちゃんと伝えてまずは会ってもらいたいって、真剣だって…伝えなくちゃな…
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連絡先を交換してから、俺は自分の予定とか近況なんかをメールするようになった。
それに対して彼女は簡単な感想やらをさらりと返してきて、自分について『私はその日は…』なんて書いてはこない。
逢って初めて感じた、知りたい、離れたくないって想いは急加速して、俺の中で特別な感情に育った。
何をしていても七谷彩乃の笑顔がちらつく。
いつでもいないと分かっている場所でも探してしまう。
想えばドキドキとし始め、抱き締めたくなる。
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俺は七谷彩乃を、愛したんだ…