CARRY LICEとMUSIC
たまねぎとバンド
人混み渦巻く入学式の校門前。
私は陽菜のバッグに潜り込んでいる。
ざわざわした通学路を、
フルートを吹きながら一人登校する明るい茶髪の女の子が目についた。
「あの子に決まり―!!」
陽菜もすぐにその子に気付いて叫んだ。
見た瞬間バンド仲間に決定したらしい。
陽菜いわく、オーラが真っ白な子だった。
「なぁなぁ一緒にバンドせぇへん?!」
急いで走っていくと、陽菜はフルートの女の子にいきなりそう言った。
その子は最初驚いた顔をしたが、
「・・・いいですね!」
と陽菜いわく『ふんわり笑顔』で言った。
「やった〜〜〜♪」
陽菜はその笑顔が自然ですごく気に入った。
「あたしは参波陽菜。にんじんのキャリー!キャリーってよんでや!」
「キャリー??」
「そうや。キャロットのキャリー」
「分かった。じゃあ私は
タマがいいな。玉野乃梨のタマ。玉ねぎのタマ。」
<玉野 乃梨>
13歳。10月2日生まれてんびん座。
身長:真んなか
好きなもの:玉ねぎ
味噌汁(白)
好きなこと:フルート
乃梨の自然な雰囲気で、
二人はすぐに仲良くなった。
こんなに簡単にメンバーが集まっていいのだろうか。
私は陽菜のバッグに潜り込んでいる。
ざわざわした通学路を、
フルートを吹きながら一人登校する明るい茶髪の女の子が目についた。
「あの子に決まり―!!」
陽菜もすぐにその子に気付いて叫んだ。
見た瞬間バンド仲間に決定したらしい。
陽菜いわく、オーラが真っ白な子だった。
「なぁなぁ一緒にバンドせぇへん?!」
急いで走っていくと、陽菜はフルートの女の子にいきなりそう言った。
その子は最初驚いた顔をしたが、
「・・・いいですね!」
と陽菜いわく『ふんわり笑顔』で言った。
「やった〜〜〜♪」
陽菜はその笑顔が自然ですごく気に入った。
「あたしは参波陽菜。にんじんのキャリー!キャリーってよんでや!」
「キャリー??」
「そうや。キャロットのキャリー」
「分かった。じゃあ私は
タマがいいな。玉野乃梨のタマ。玉ねぎのタマ。」
<玉野 乃梨>
13歳。10月2日生まれてんびん座。
身長:真んなか
好きなもの:玉ねぎ
味噌汁(白)
好きなこと:フルート
乃梨の自然な雰囲気で、
二人はすぐに仲良くなった。
こんなに簡単にメンバーが集まっていいのだろうか。