Survival Travel

屋上

Side 早瀬昴

『何、やってんだろ…』

此処は屋上へと続く階段。
うららちゃんの首を絞めた後、僕はふらふらとした足取りで何とかここまで辿り着いた。
こんな冷静に状況を整理しているようで、さっきの出来事は何をどう考えても…自分の行動を理解出来なかった。

こんなのは言い訳だ。
今更謝って詫びたところで彼女は帰ってきたりしない。

あの笑顔で僕の名前を呼んでくれたりなんかしない。
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