Survival Travel
昴「足下気をつけてね」

『ありがとう』

昴くんと一緒に階段を上がる。
手を引いてくれる昴くんは学校の時のイメージとは違い、とても頼もしかった。

この学校は二階まであるみたいなので、先に上から回ろうと言う話になった。

昴「じゃあ奥から見ていこうか」

『うん。
裕太くん、いると良いんだけど…』

昴「居るよ、きっと。
馬鹿と煙は上に上るって言うじゃない?」

『あれ?
"馬鹿と煙は高い所が好き"じゃ無かった?』

昴「あれ?
そうだっけ?
まぁ、どっちみち、上にいるよ」

『うん、そうだね』
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