Survival Travel

『だよねー…。
まぁ、探してみよう』

疾風「おう」

綺麗好きなあの子の事、きっとこんなに荒れきった中庭には居ようとは思わないだろう。

でも、"もしかしたら"の可能性を信じて…。

何かかわいらしい動物を見つけて、話しかけてるかもしれない。
戻る途中、裕太くんを見つけて追いかけたのかもしれない。
植物がかわいそうだから水をやりに行ったのかもしれない。

もしかしたら、もしかしたら…。