天神学園高等部の奇怪な面々33
外はシロモゲラやチビモゲラがうろついている危険地帯、それにツンドラ気候で相当気温が低い。

そんな中に何故わざわざ出て行ったのか。

「とにかく探した方がいいんじゃないでしょうか?」

深刻な表情をする喜屋武。

「そうだな…美奈子一人じゃ危ない」

ラルフが腕組みする。

「美奈子さんの部屋にハンマーはなかったから、とりあえず無防備な状態で出かけた訳じゃないらしいけど…」

拓斗も心配そうだ。

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