天神学園高等部の奇怪な面々33
「確かに美奈子は心配だが…今無事なお前達まで、危険に晒す訳にはいかない…俺達は一旦戻って、気象条件が整うのを待とう」
「でもっ…!」
拓斗が食い下がる。
今も尚、美奈子はこの極寒の中で苦しんでいるかもしれない。
それがわかっていながら捜索を断念するなど…。
「お前の気持ちはわかるさ、拓斗…だがな」
ラルフが拓斗の肩を叩く。
「俺は教師なんだ。美奈子も心配だが、同様にお前やアリーシェを危険に晒す訳にはいかない…」
「でもっ…!」
拓斗が食い下がる。
今も尚、美奈子はこの極寒の中で苦しんでいるかもしれない。
それがわかっていながら捜索を断念するなど…。
「お前の気持ちはわかるさ、拓斗…だがな」
ラルフが拓斗の肩を叩く。
「俺は教師なんだ。美奈子も心配だが、同様にお前やアリーシェを危険に晒す訳にはいかない…」