天神学園高等部の奇怪な面々33
外ではラルフとアンが窮地に立たされていた。

手にしたスティンガーの残弾数は残り一発ずつ。

幾分かダメージを負ったものの、シロモゲラはまだ戦意を喪失していない。

とても倒せそうになかった。

「どうしますか、ラルフ先生」

「っ……」

アンの問いかけに歯噛みするラルフ。

「…やはり、自爆プログラムを…」

アンが一歩前に踏み出す。

その時。

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