天神学園高等部の奇怪な面々33
「!?」

突然、シロモゲラが大きくよろめいた。

目眩にも似た不安定な動き。

例えるなら、背後から鈍器で殴打された人間のような反応。

無理もない。

『拳とハンマーで殴られた数十倍の痛み』を頭部に与えられたのだから。

幾ら巨体を持つシロモゲラでも、無事でいられる筈がない。

「…!…今だ!」

ラルフとアンがスティンガーを構える。

何が起きたのかは、この際どうでもいい。

重要なのは、決着をつけるなら今しかないという事!

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