天神学園高等部の奇怪な面々33
「故障したんじゃなくて、GPS、通信の電波が届かない場所なんじゃないか?」

「……私の通信機能は、世界中どこででも使用可能ですが」

アンが反論する。

「ああ…『俺達の世界ならば』な…」

ラルフが神妙な顔をする。

「ラルフ先生…それって…」

拓斗が息を呑む。

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